有坂夏輝の365日

自分らしく、ときどきゴーイングマイウェイに生きています。

見えない物・事への不安をどう処理するか?

今週、仕事に行って感じた事。

 

普段コンビニを利用しないお客様が昼食を調達に来たり、

カップラーメンをまとめ買いする方がいたり。

 

毎朝おにぎりとおまんじゅうとバニラアイスを買いに来ていた

常連客がパタリと来なくなったり・・・

 

 今週に入って客層がいつもと違うなと。

 

こんな時だからこそ、お客様とのコミュニケーションを大事にしようと

頑張って一人の女性客に話しかけてみた。

 

今秋から小中学校が休校になったらしく、日中仕事で不在の親に代わって

孫を預かっているそうだ。

 

「○○って商品を買ってきてって言われたけど、普段コンビニを利用しないから

何が何だか分からなくて・・・」

 

とそのお客様は言った。

 

いつ終息するか分からない事への不安や、孫の面倒を見る大変さとか、

知らない人にだからこそ話せる事もあるよねと思って。

 

私には子供がいないから、そういった大変さを完璧に共感する事は出来ないけど、

その根っこにある「大変」「不安」「慣れないことをするストレス」という気持ちを

くみ取って、労いや励ましの言葉を掛けられるよう意識している。

 

それで、 少しでもお客様の気持ちが楽になってくれたらいいなと思って。

 

 

色んな情報が飛び交って、テレビを付ければ新しい感染者が出たとか

このイベントが中止・自粛・規模を縮小・・・

 

と、先の見えない不安をあおるような言葉が目に飛び込んでくる。

 

 

正しい情報を求めてついつい、テレビやネットを開いてしまう。

「無くなる」という言葉に不安を感じ、必要以上に物を買いだめる。

 

欲しいものが手に入らないストレスは普段感じているものの何十倍も強いものだという事を

私は東日本大震災原発事故による物資不足を通して嫌と言うほどに経験した。

 

ストレスは一種の刺激。

刺激を受けている間は脳がそれを防衛反応として処理するので、一時的に興奮状態となり

感覚が麻痺した状態になる。

 

周りの人の事を考えず、スーパーに車で猛スピードで侵入したり、お一人様なん個までと

限られているものを何回もレジに並びなおして購入したり。

 

モラルとかマナーとか、そういったことが考えられないくらい。

 

 

ストレス体制は人によって異なるので、一概にこうとは言えないのだけれど、

長い時間ストレスにさらされたカラダとココロは必ず何かの不調を訴えてくるはず。

 

それがいつ、どのような形で出てくるのか分からない。

運よく今の状況を切り抜けられたとしても、その後に待っているのはまた同じく

「原因不明の身体の不調への恐怖」だ。

 

 

 

大事なのは、自分達が今出来ることを精一杯やる事。

 自分1人の力でどうにもならないことに不安や不満を募らせるのはストレスが増すだけ。

 素人の推測や憶測より、専門家の意見を率直に受け止めて、

前向きに考える事が終息への近道なんじゃないか?

 

不要不急の外出を控える時期だから 普段出来ない家の掃除とか断捨離とか、

いつもより時間をかけて丁寧にやるとか、本を読むとか、

ちょっとだけ手の込んだ料理をつくるとか、ゆっくりお風呂に浸かるとか、

そういう事に時間を使って心を穏やかに過ごせたら健康的では?

 

それでも不安やイライラを感じるときはノートや手帳に書く。

パソコンやスマホだと余計な情報を「つい」見てしまうので、紙に書く。

外からの情報を一切遮断して、紙と自分の心にしっかりと向き合う。

 

これは、私が仕事先でお客様から理不尽な怒りをぶつけられたときに

作った画像です。

 

見えない不安、知らないところから間接的に迷惑を掛けられた。

と、理不尽さを感じた時、この言葉を思い出して心を落ち着かせる事が

出来たらいいなと思います。